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ARTICLE · 廃校活用

神山町とグリーンバレー:人口と転入・転出、サテライトオフィスに使われた建物、旧神山中学校を寮にした高専

徳島県神山町の人口と転入・転出の推移、NPO法人グリーンバレーの歩み、サテライトオフィスやお試し施設に使われた建物、町から譲り受けた旧神山中学校を寮に改修した神山まるごと高専を、町の統計、総務省に掲載された資料、グリーンバレーと高専のページで確かめて載せる。

この記事の要点

  • 神山町の人口は令和8年9月1日現在4,542人で、昭和30年度の20,502人から減り続けている。転入は昭和45年度からどの年度も100人を超え、転入が転出を上回ったのは平成23年度の12人が最初。その後は平成31年度、令和2年度、4年度、5年度、7年度に上回った
  • 総務省に掲載された資料の年表では、1999年10月に神山アーティスト・イン・レジデンス、2004年12月にNPO法人グリーンバレー設立、2008年6月にワークインレジデンスの運用開始、2010年10月にサテライトオフィス第1号。2014年10月28日時点の町内のサテライトオフィスは11社29名
  • 資料が紹介するオフィスやお試し施設は空き家、蔵、旧神領郵便局などで、廃校をオフィスにした例は出てこない。学校の建物では、2023年4月開校の神山まるごと高専が、町から譲り受けたRC造4階建ての旧神山中学校を寮に改修した
対象読者・読む前に確認したいこと

こんな方に

  • 過疎地域の遊休施設活用を検討する自治体職員
  • サテライトオフィス誘致や移住促進に取り組む地域づくり担当者
  • 廃校を創造産業拠点として活用したい民間事業者・NPO

前提となる知識

  • 廃校活用の基本的な制度枠組み
この記事の内容

神山町の人口と転入・転出

町の推移表から、人口、転入と転出、転入が転出を上回った年度

神山町の人口

4,542人

令和8年9月1日現在。うち外国人84人

平成23年度に転入が転出を上回った数

12人

転入151人、転出139人。推移表に転入と転出が載る昭和45年度から初めて

町内のサテライトオフィス

11社

2014年10月28日時点、地元雇用29名

神山町の人口は令和8年9月1日現在4,542人(うち外国人84人)で、世帯数は2,443である。町の推移表では、昭和30年度に20,502人だった人口が、令和7年度に4,529人になっている(どちらも各年度の3月31日現在)。

推移表のうち、平成22年度から令和7年度までの転入と転出は次のとおり。△は転出のほうが多い年度である。

年度転入転出転入から転出を引いた数人口(3月31日現在)
平成22年度127151△246,465
平成23年度151139126,350
平成24年度139167△286,239
平成25年度159182△236,088
平成26年度111147△365,927
平成27年度109174△655,737
平成28年度140171△315,577
平成29年度107157△505,399
平成30年度109135△265,271
平成31年度15014645,173
令和2年度12699275,097
令和3年度116145△294,933
令和4年度163151124,815
令和5年度178125534,735
令和6年度142151△94,594
令和7年度169128414,529

転入は、推移表に転入と転出が載る昭和45年度から令和7年度まで、どの年度も100人を超えている(最も少ないのは平成19年度の105人)。転入が転出を上回ったのは平成23年度の12人が最初で、その後は平成31年度(4人)、令和2年度(27人)、令和4年度(12人)、令和5年度(53人)、令和7年度(41人)である。平成22年度からは、出生から死亡を引いた数が毎年度100人以上の減少で、人口はどの年度も減っている。

グリーンバレーの資料は、2011年度の社会動態人口を町史上初の社会増とし、移住交流支援センターを経由した2010〜13年度の移住者を58世帯105名(子ども27名)、平均年齢30才前後としている。

廃校の母数。累計8,850校、現存7,612校、活用5,661校(74.4%)、未活用1,951校でうち用途未決定1,503校。
未活用の1,951校のうち、用途が決まっていないのは1,503校出典: 文部科学省 令和6年度「廃校施設活用状況実態調査」(令和6年5月1日現在)

グリーンバレーの歩み

総務省に掲載された資料の年表、神山アーティスト・イン・レジデンス、創造的過疎とワークインレジデンス、神山塾

特定非営利活動法人グリーンバレー理事長の大南信也の資料は、神山町と徳島県のサテライトオフィスの歩みを次の年表にまとめている。

年月資料の年表
1992年3月神山町国際交流協会設立
1997年2月徳島県が新長期計画「とくしま国際文化村プロジェクト」を発表
1997年4月国際文化村委員会設置
1999年10月神山アーティスト・イン・レジデンス(芸術家招聘事業)
2002年1月徳島県が「全県CATV網構想」を発表
2004年12月NPO法人グリーンバレー設立
2005年12月神山町に高速インターネット回線を配備(総務省「加入者系光ファイバ網設備整備事業」)
2007年10月神山町移住交流支援センターの運営を受託
2008年6月ウェブサイト「イン神山」完成(総務省「地域ICT利活用モデル構築事業」)、ワークインレジデンスの運用開始
2010年10月サテライトオフィス第1号開設(Sansan「神山ラボ」)
2010年12月神山塾(厚生労働省「求職者支援訓練事業」)
2012年1月神山町史上初となる社会動態人口増を達成(12名)

グリーンバレーの別の資料は、光ファイバー網の完備を2005年9月としている。グリーンバレーのページは、2004年に法人化し2017年から認定NPO法人になったこと、活動として神山アーティスト・イン・レジデンス(1999年〜)、神山町移住交流支援センターの運営(2007年〜)、神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスの運営(2013年〜)、神山町農村環境改善センターと中学校体育館の指定管理、神山まるごと高専設立準備事業(2017年〜2023年)を挙げている。

神山アーティスト・イン・レジデンス

神山アーティスト・イン・レジデンス(KAIR)は1999年に始まった国際的なアート・プロジェクトで、毎年8月末から約2か月余りの期間、国内外から3〜5名のアーティストが神山町に滞在して作品を制作し、10月下旬から展覧会を開く。

創造的過疎とワークインレジデンス

資料は「創造的過疎」を、過疎化の現状を受け入れ、外部から若者やクリエイティブな人材を誘致することで「人口構成の健全化」を図るとともに、多様な働き方が可能な「ビジネスの場」としての価値を高め、農林業だけに頼らない、バランスの取れた、持続可能な地域を目指すこととしている。神山プロジェクトは、サテライトオフィス(場所を選ばない働き方が可能な企業の誘致)、ワークインレジデンス(仕事を持った移住者の誘致)、神山塾(職業訓練による後継人材の積極的な育成)の3つで、ワークインレジデンスは町の将来に必要と考えられる「働き手」「起業家」を逆指名する。

神山塾は6か月間の求職者支援訓練(厚生労働省所管)で、2010年12月に始まり、6期77名が修了した。資料は成果として、移住(約50%)とサテライトオフィスでの雇用(10名)を挙げている。

サテライトオフィスに使われた建物

2014年10月時点のサテライトオフィスの数と、資料が紹介するオフィスやお試し施設の建物

2014年10月28日時点の徳島県内のサテライトオフィス数と地元雇用数は、神山町11社29名、美波町6社6名、三好市5社7名、徳島市1社5名で、県内合計23社47名である。グリーンバレーの別の資料は、ITベンチャー企業など12社がサテライトオフィスの設置・本社移転・新会社設立に動いたとし、2014年度の神山町の法人税収の7%がサテライト関連だったとしている。

2つの資料が紹介するオフィス、お試し施設、ワークインレジデンスで開いた店の建物は次のとおり。

建物使い方資料
空き家「オフィス・イン神山」(空家改修プロジェクト)。クリエイターが仕事をするためのお試しハウスで、地域活性化センター助成金とグリーンバレー資金を使った神山プロジェクトのポイント
古民家、蔵プラットイーズのアーカイブ棟と蔵オフィス。番組情報(メタデータ)を放送局に配信する事業で、町内県内の雇用は20名2つの資料
旧神領郵便局(明治初期建築)サテライトオフィスのお試し体験施設。数日から数か月使う働き方の変化(テレワーク)を活用した地方創生
築150年の酒屋、元理髪店、元電気屋ワークインレジデンスで誘致したフレンチビストロ、総菜屋、オーダー靴店神山プロジェクトのポイント
古民家「Week神山」の食堂棟。宿泊棟は杉と桧で新築神山プロジェクトのポイント

資料は神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスについて、特許事務所のサテライトワークの開始、法律事務所からの連携の打診、体験宿泊施設の稼働を挙げている。建物の元の用途は書いていない。2つの資料のどちらにも、廃校をサテライトオフィスにした例は出てこない。

神山まるごと高専と旧神山中学校

開校日と定員、校舎と寮、学費と奨学金、ふるさと納税

神山まるごと高専(神山まるごと高等専門学校、学校法人神山学園)は2023年4月2日に開校した。定員は1学年40人で、全寮制、学科はデザイン・エンジニアリング学科である。

校舎「OFFICE」(大埜地校舎)は、元々棚田だった土地に神山杉を使って建てた木造平屋で、敷地面積8,193㎡、延床面積1,955㎡である。寮「HOME」(西上角校舎・学生寮)は、神山町から譲り受けたRC造4階建ての旧神山中学校をリノベーションしたもので、3学年分の寮室、食堂、図書室と、美術室や理科室などの特別授業の教室を備え、バリアフリーのためにエレベーター棟を増築した。敷地面積は15,671㎡、延床面積は3,879㎡で、HOMEでの生活は1年生から3年生までが対象である。神山町の中学校は神山中学校の1校で、令和4年に新校舎が完成している。

学費一覧は、入学金23万円、学費200万円、寮費120万円(学費と寮費は1年間の費用、税込)である。高専は、希望者全員に学費と同額の200万円の奨学金を5年間給付し、寮費にも世帯年収に応じた給付型奨学金を用意して、公的支援と組み合わせて学費の実質無償化を目指すとしている。

学校創りの歩みには、2019年6月に神山町役場で学校構想の記者発表をして神山中学校の校舎を視察したこと、2020年の年末までに個人版ふるさと納税で7,700万円の寄付が集まったこと、2021年1月にSansanの寺田親弘が理事長に決まったこと、2021年3月に企業版ふるさと納税の受付を始めたことが載っている。高専は、企業版ふるさと納税が本校に適用され、日本で初めてふるさと納税で学校が設立されることになったとしている。

学校の旧校舎を民間の学校や事業者に譲る、貸すときの手続きは、次の記事に載せた。

制度

廃校の財産処分:手続きが要らない場合、報告で済む処分、国庫納付金と基金、必要書類と提出の時期

手続きが要らない場合、報告で済む処分と承認が要る処分、国庫納付金の算定と基金への積立て、必要書類と提出の目安


次にやること

廃校の活用方針と改修予算を検討する際は、次の事項を確認する。

順確認・検討すること担当・相談先
1活用に関心のある事業者を探す。希望する用途や必要な条件を聞き、活用方針の検討に反映するサウンディング、地元事業者
2耐震診断とアスベスト調査の結果を確認する。未実施の場合は、調査の範囲と実施方法を検討する営繕担当
3調査結果に基づいて改修費を見積もり、解体する場合の費用と比較する設計事務所
4財産処分に必要な手続きを確認する。国庫補助を受けた校舎は、活用方法と処分制限期間に応じて、文科省の承認申請または報告の要件を確認する教育委員会、文科省
5用途を公表する前に、卒業生や地域団体に活用方針を説明し、意見を聞く同窓会、自治会

用途を確定する前に事業者の関心と必要な条件を確認し、借り手の見込みを踏まえて活用方針を検討する。


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この記事で使った統計の出典

  1. 1神山町「人口と世帯数」(令和8年9月1日現在) 出典を開く
  2. 2総務省掲載「神山プロジェクトのポイント」(NPO法人グリーンバレー)(2016年) 出典を開く
  3. 3大南信也(特定非営利活動法人グリーンバレー理事長)「働き方の変化(テレワーク)を活用した地方創生」(総務省掲載) 出典を開く
  4. 4イン神山「NPO法人グリーンバレーとは?」 出典を開く
  5. 5イン神山「「神山アーティスト・イン・レジデンス」とは」 出典を開く
  6. 6神山まるごと高専「学校概要」 出典を開く
  7. 7神山まるごと高専「神山まるごと高専が校舎「OFFICE」・寮「HOME」を竣工」(2023年3月13日) 出典を開く
  8. 8神山町「まちの中学校について」 出典を開く
  9. 9神山まるごと高専「学費・奨学金」 出典を開く
  10. 10神山まるごと高専「学校創りの歩み」 出典を開く

参考文献

人口と世帯数/神山町 (2026)

働き方の変化(テレワーク)を活用した地方創生/大南信也(特定非営利活動法人グリーンバレー理事長)/総務省掲載

神山プロジェクトのポイント/NPO法人グリーンバレー(総務省掲載) (2016)

NPO法人グリーンバレーとは?/イン神山

「神山アーティスト・イン・レジデンス」とは/イン神山

学校概要/神山まるごと高専

神山まるごと高専が校舎「OFFICE」・寮「HOME」を竣工/神山まるごと高専 (2023)

学費・奨学金/神山まるごと高専

学校創りの歩み/神山まるごと高専

まちの中学校について/神山町

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記事を庁内資料・議会・勉強会・研究で引用するときは、記事名・公共0区(一般社団法人 社会構想デザイン機構)・URLを明記してください。

訂正の内容

  1. :人口を約5,000人、高齢化率を約46%と書いていました。人口を町の今月の人口に直し、高齢化率と徳島市からの時間は外しました。

    訂正前
    徳島市から車で約40分の山間部に位置する人口約5,000人の町である。高齢化率は約46%に達し、日本の典型的な過疎地域の一つだ
    訂正後
    神山町の人口は令和8年9月1日現在4,542人(うち外国人84人)で、世帯数は2,443である

    理由 出典にしていた神山町の人口のページは、令和8年9月1日現在の人口を4,542人としています。高齢化率約46%と、徳島市から車で約40分は、このページにありませんでした。

  2. :サテライトオフィスを16社と書いていました。出典にしていた資料の数は、2014年10月28日時点で11社29名でした。

    訂正前
    IT企業16社のサテライトオフィス誘致に成功した/IT・デザイン・映像関連企業を中心に16社のサテライトオフィスが集積
    訂正後
    2014年10月28日時点の神山町のサテライトオフィス数と地元雇用数は11社29名(総務省に掲載された資料)。グリーンバレーの別の資料は、ITベンチャー企業など12社とする

    理由 出典にしていた総務省に掲載された資料は、2014年10月28日時点の神山町のサテライトオフィス数と地元雇用数を11社29名としていて、16社という数はありませんでした。

  3. :毎年100名以上の転入者の半数が20代・30代、と書いていました。年齢の内訳は出典に無く、外しました。

    訂正前
    毎年100名以上の転入者があり、その半数が20代・30代の若者であるという特異な人口動態がある
    訂正後
    転入は昭和45年度から令和7年度まで、どの年度も100人を超える(町の推移表)。移住交流支援センターを経由した2010〜13年度の移住者は58世帯105名、平均年齢30才前後(グリーンバレーの資料)

    理由 町の推移表で転入がどの年度も100人を超えることは確かめられましたが、転入者の年齢の内訳は、町の統計にも総務省に掲載された2つの資料にもありませんでした。

  4. :光ファイバー網が、地上デジタル放送の整備の過程で県内全域に敷かれたと書いていました。資料の年表に合わせて直しました。

    訂正前
    徳島県は2005年にケーブルテレビ網を活用した地上デジタル放送の整備を推進し、この過程で県内全域に光ファイバー網が敷設された
    訂正後
    2002年1月に徳島県が全県CATV網構想を発表し、神山町には2005年12月に総務省の加入者系光ファイバ網設備整備事業で高速インターネット回線が配備された(グリーンバレーの別の資料は2005年9月に光ファイバー網完備とする)

    理由 総務省に掲載された資料の年表は、県の全県CATV網構想(2002年1月)と神山町の高速インターネット回線の配備(2005年12月)を別の項目として書いていて、地上デジタル放送の整備の過程で県内全域に敷設されたとは書いていませんでした。

  5. :サテライトオフィスや高専に廃校が使われたと読める書き方でした。資料に出てくる建物に直しました。

    訂正前
    神山町はNPO法人グリーンバレーを中心に、廃校・遊休施設を段階的にクリエイティブ拠点へ転換し/廃校がクリエイティブ拠点になるまでの15年/廃校から教育拠点への再転換
    訂正後
    資料が紹介するオフィスやお試し施設は空き家、蔵、旧神領郵便局など。高専の寮は、町から譲り受けたRC造4階建ての旧神山中学校を改修したもの(高専の発表)

    理由 引用していた2つの資料に、廃校をサテライトオフィスにした例は出てきません。学校の建物では、町から譲り受けた旧神山中学校を寮に改修したと高専が発表しており、町の中学校は神山中学校の1校で令和4年に新校舎が完成したと、神山町のページにあります。

  6. :出典に無い経歴、人数、建物の元の用途、新設の年数、支援企業の数を書き、学費を実質無料と言い切っていました。外すか、出典の書き方に直しました。

    訂正前
    大南信也は1970年代後半にスタンフォード大学大学院に留学し、シリコンバレーの文化に触れた経験を持つ/KAIRにはこれまでに17カ国50名以上のアーティストが参加している/KAIRでは遊休化した施設(かつての保育所や工場跡など)がアーティストの活動拠点として活用された/2013年に元縫製工場を改修して神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスを開設/国内の高等専門学校としては19年ぶりの新設校/企業70社以上の支援を受け、学費実質無料を実現している
    訂正後
    KAIRは1999年から、毎年8月末から約2か月余り、国内外から3〜5名のアーティストが滞在する(イン神山)。神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックスはグリーンバレーが2013年から運営する(グリーンバレーのページ)。高専は希望者全員に学費と同額の200万円の奨学金を5年間給付し、学費の実質無償化を目指すとしている(高専のページ)

    理由 留学の経歴、参加アーティストの国と人数、KAIRで使われた施設、コンプレックスの建物の元の用途、高専の新設が何年ぶりか、支援企業の数は、総務省に掲載された資料、イン神山のページ、高専のページにありませんでした。学費について、高専のページは「学費の実質無償化を目指しています」と書いていて、実現したとは書いていません。

  7. :誘致が成立した要因、高専が町に立地した理由、農山村の移住の障壁や通信の制約についての一般論、学生が町に加わる数を、裏付けの無いまま書いていました。削除しました。

    訂正前
    16社誘致は光ファイバー網、空き家ストック、NPOのコーディネーター機能の3つの構造的要因が揃って成立した/グリーンバレーが果たした最も重要な役割はコーディネーター機能/日本の多くの農山村では「よそ者」への警戒感が移住促進の最大の障壁となるが、神山町ではKAIRでこの壁が段階的に低くなった/グリーンバレーの15年にわたる活動が作った土壌が高専の立地の背景にある/学生40名×5学年=約200名の10代後半〜20代前半の若者が町に加わる/現在は5G・衛星インターネット等の選択肢が広がり、通信インフラの制約は低下している
    訂正後
    総務省に掲載された資料、町の統計、グリーンバレーと高専のページに書かれていることを載せる。高専の定員は1学年40人で全寮制、寮での生活は1年生から3年生まで

    理由 誘致が成立した要因、農山村の移住の障壁、高専が神山町に立地した理由、通信の制約が下がったことを示す資料はありませんでした。約200名は定員を学年の数で掛けた数で、在籍する学生の数でも、町に住民登録した人の数でもありません。

  8. :「次にやること」の表で、財産処分の手続きがいつも承認を要するように読める書き方でした。

    訂正前
    国庫補助を受けた校舎は文科省の承認が要る
    訂正後
    国庫補助を受けた校舎を処分制限期間内に学校以外に使うときは文科省の承認が要る(要件を満たせば報告で済む)

    理由 文部科学省の財産処分手続のページは、処分制限期間内に学校教育以外の用途で使うときに承認と国庫納付が要り、一定の要件を満たせば国庫納付をせず報告書の提出で済むとしています。報告で済む場合を落としていました。

ご自身の案件で確認すること

  • 廃校の活用を考えている地域で、転入と転出の数は年度ごとにどう動いているか
  • 外から来る働き手や事業者が最初に使える建物は、廃校のほかに空き家や空き店舗にもあるか
  • 学校の旧校舎を民間の学校や事業者に譲るとき、財産処分の手続きと改修の費用の持ち方をどう決めるか

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